胸の穴

泣かない日はないのです

でも、わからないのです


30年近く前に、まだ70歳目前だった実家の父が亡くなった時

胸に、大きな大きな穴があきました

闘病の末だったので、ある程度の覚悟はありましたが、

体の中を風が吹き抜けていくような

あの穴の事は今でもよく覚えています


でも、今回は

その穴がわからないのです

私自身が、その穴に入ってしまって

何も自覚できないのかもしれないなぁ…


こんな事を思うのは

冬の前ぶれの、冷たい空気のせいでしょうか

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